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ベトナム

【チャイニーズ・レストラン・シンドローム】

【チャイニーズ・レストラン・シンドローム】
中華料理店症候群(Chinese Restaurant Syndrome(CRS))あるいはグルタミン酸ナトリウム症候群(monosodium glutamate symptom complex)ってご存知ですか?
1960年代に中華料理屋が "味の素" に代表される、いわゆる「うま味調味料」を多用していたが、それを食べたアメリカ人たちに体の変調が見られたことがありました。
稀ですが、癲癇のような症状もあったなんて話も(本当か分かりませんが)。
日本でもこれらを「増量剤」として使って、同じような健康被害が起きたことがあったそうです。

ネットでは「チャイナ・シンドローム」って言葉が多く使われていますが、おそらく映画の "The China Syndrome" のイメージでそうなったんでしょうね。

ご存知の通り、東南アジアでは料理にこれらの調味料を多用します。
これなしでは成り立たないほどに。
ベトナムでも「スシ」を知らない人たちでも「アジノモト」は知っています。

現在、この「チャイニーズ・レストラン・シンドローム」は科学的には根拠が薄いとされています。
私はこの手の調味料が好きではありませんが、忌避する多くの人が持つ偏見に基づくものではありません。
あまり使わなかったものの現に家にもありましたし。
ただ子供の時から「味の素入っている」と違和感を感じることはよくありました。
中学生の頃、友達と多摩川まで自転車で遊びに行きました。
対岸には味の素の工場が。
今では考えられませんが、白い煙が異常なほどたちこめていました。
においがひどく、非常に気持ち悪くなったのを憶えています。
友人たちは大丈夫だったようです。
おそらくこれらに対して私は多少過敏なのかもしれません。
そう言えば横浜の鶴見にあるキリン工場もできたばかりの時は、ホップのにおいが工場の外までたちこめていました。
今はまったくそういうことはありませんが。
ただその時にも非常に気持ち悪くなった記憶があります。

この間の日曜日、ちょっと驚くことがありました。
よく行く飯屋で夕食を取りに行きました。
閉店も近く、客も少ない。
店の女の子の一人がスープを飲んでいた。
飲み終わった後、私と談笑(と言ってもほとんど会話は通じないが)したりもした。
しばらくすると気分が悪くなったのか、調子が悪い模様。
心配した店のおばちゃんも扇子で彼女に風を扇いだりしている。
すると突然泣き始めた。
普通にエンエン泣いているのではなく、ひきつけを起こしたような感じ。
周りの子たちの反応を見ても尋常ではない状況。
その子を私が担いで、2階の部屋まで運んだ。

妹が何か香りのついたオイルを彼女の手に擦り込む。
おそらくリラックス効果のあるものなのだろう。
私も反対の手に擦り込む。

非常に苦しそう。
10分ほどすると、おとなしくなって眠ったような状態になり始めた。
でも眠っていないようだ。
少しずつ涙を流している。
拭ってあげる。
妹も声を出さないものの涙を出し始める。
非常に重い雰囲気。
既往症について聞こうにも、ベトナム語が話せないので通じない。

20分ほどして、店を取り仕切っている2人のおばさんも2階に上がってきた。
片付け作業の済んだ女の子たちも上がってくる。
彼女も涙が出なくなり、本当に眠った模様。
右手は妹の手を握って、左手は私の手を握っている。
何か離せない雰囲気。

しばらくするとその女の子が目を覚ます。
水を飲んだりして、しばらくはおとなしかった。
ところが10分ほどするとみんなで談笑している。
無事でほっとしたのかもしれないが、ちょっと様子が違う感じ。

もちろん私には理解できない。
ポカーンとしている私を見て、おばさんが「話していること分かる?」と聞いてくる。
もちろん分からない。
身振りも踏まえ、簡単な単語で説明してくれる。

なんとスープに "味の素" (か "Aji-ngon")を大量に入れすぎて気分が悪くなったとのこと。
気が抜けた。
その子の顔を見ると、ごめんなさいという顔をしていた。
しかし...

後で現地のベトナム人に聞いてみたが、この症状のことは知っていた。
ただここまでひどい症状は実際に見たことはないと言っていましたが。
業務用スーパーでなく、一般向けのスーパーでも味の素がてんこ盛り。

2008(H20).09.28(日) 味の素

ベトナムの一般的な料理店の多くでは写真よりもでかい業務用の "味の素" の他に、"Aji-ngon" という調味料が置いてあります。
"aji" は日本語のまんま「味」だと思われます。
"ngon(ゴーン)" はベトナム語で「おいしい」。
他社の製品かと思いきや、味の素が製造している「ベトナム向け風味調味料」だそうです。
「風味調味料」って何ぞや?
「味の素」のWebページによると下記のようにありました。

※風味調味料とは?
風味調味料とは肉、魚、野菜などのエキスにスパイス等の香辛料、塩・砂糖、うま味調味料などをブレンドした調味料で、スープ、炒め物、下味付けなど幅広いメニュー・用途にしようされる調味料。Aji-ngonは日本の「ほんだし®」に相当するもので、Aji-ngonによりベトナムの伝統的な”だし”、豚の大腿骨と肉を煮出したものを手軽に実現できます。

2008(H20).11.18(火) Aji-ngon

もちろん食堂のスープにも入っていますが、ベトナムで食べる分には私でも大丈夫ですね。
日本で家やきちんとしたレストランで食べるのと違い、海で食べる焼きそばは調味料多用した方がおいしいのと同じ感覚ですね。
でも、この食堂にそんな大量に入っているのか心配になりました(それと私の味覚が麻痺したのでは)。
後で聞くと、その子がスープを食べる前に調味料を加えたが、手元が狂って多く入ってしまったとのことです。

Wikipediaは必ずしも正確ではないのですが(日本語版のベトナムに関する記述を見ると実感する)、以下に詳細があります。

ウィキペディア(Wikipedia) 中華料理店症候群
ウィキペディア(Wikipedia) うま味調味料
ウィキペディア(Wikipedia) グルタミン酸ナトリウム
ウィキペディア(Wikipedia) 味の素

本当にびっくりしたし、疲れた。
でも後で振り返ってひとごとではないと思いました。
私も学生の時、家でなぜかそわそわ落ち着かない状況に陥りました(自分でも何だろうとおかしく思うくらい)。
その前に粉末状の風邪薬を2袋飲んだのです。
これには「エフェドリン」という覚せい剤のもとになる興奮剤が入っていました。
麻黄からつくられるもので、風邪薬を飲むとドーピング検査にひっかかるのはこの成分があるからです。
ベトナム

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